海運プラザ 海運用語集

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載貨重量トン数(さいかじゅうりょうとんすう)

船舶に積むことの出来る最大積載量を表す重量トン数。安全な海上輸送確保のための、重要な指標として使われる。満載排水量と軽荷重量との差。

材料試験(ざいりょうしけん)

船はつねに多数の人命と貴重な積荷を運搬しており、航行中、停泊中を問わず危険にさらされることがある。船体、機関および各種ぎ装品などに用いる材料や製品は、国あるいは船級協会の規則(規定)に従って、厳重に試験されそれに合格したものでなければならない。一般的にはJIS規格に対応している。

最大瞬間風速(さいだいしゅんかんふうそく)

瞬間風速の最大値を最大瞬間風速と呼ぶ。風の強さや向きは常に変動しており、瞬間的には最大風速よりさらに強い風が吹くことがある。最大瞬間風速は最大風速の1.5~2倍ぐらいの値になるといわれている。

最大風速(さいだいふうそく)

10分間平均風速の最大値を最大風速という。

最大とう載人員(さいだいとうさいじんいん)

その船舶に乗船させることの出来る最大人員のこと。ただし「1歳未満の者は算入しないものとし、国際航海に従事しない船舶に限り1歳以上12歳未満の者2人をもって1人に換算することが出来る」としている。

最短停止距離(さいたんていしきょり)

全速前進中、機関を全速後進にかけて船を停止させるまでの進出距離で、これを最短停止距離といい、衝突回避などに重要な運動性能の一つである。

サイドキールソン

中心線キールソンとビルジ下部(湾曲部)との間が幅9m以下の船舶では各舷に1個、9mを超える船舶では各舷に2個配置され、構造は中心線キールソンに準ずることとしている。

SIRE検船(さいやーけんせん)

Ship Inspection Report Programmeの各単語からそれぞれ一文字をとり、SIREといわれている。
石油会社によるタンカーの検船は、従来各社が自社用船タンカーの安全性をチェックするため各々独自の方法で実施していたが、多数の石油会社と関係を持つ船社は各々の石油会社毎に繰返し検船を受ける必要があり、チェック方法や対応も各々異なることから長年その一元化が要請されていた。OCIMFは各社各様の検船手法の標準化を図る為、SIREプログラムという統一化された検船制度を構築したものをSIRE検船という。

先船(さきぶね)

着岸予定バースに、すでに着岸している船。又は先に着く予定の船。前船(まえぶね)ともいう。(反)後船(あとぶね)

サギング(Sagging)

水面に浮かんでいる船体は、波の浮力又は満船・空船の状態などによって変化し、長さ方向に対しやや凹又は凸の状態となる。凹の状態すなわち中央が船首部・船尾部より沈下している状態(又は現象)をサギングという。(対語 ホギング

サクションライン

吸い込み側のラインをサクションラインと言う。また反対にポンプの吐出ラインをデリバリーラインと言う。

左舷(さげん Port)

船を船尾から左側を指す。着岸の基本が港側なことからPortと言う。⇔(反)右舷(うげん)

差合船(さしあいせん)

本船の入港予定時間がほぼ同時刻の船をいう。接岸・荷役は、基本的には入港順であることから、入港・バース指定をめぐってお互いに相手をこう呼ぶ。

錆止めペイント(さびどめぺいんと)

錆ついた鉄鋼材をサンダー等で研磨し、無垢の鉄鋼材の錆の進行を遅らせるために塗布するペイントをいう。色彩はオレンジ色である。

サプライチェーン(Suplly chain)

供給連鎖ともいう。原材料の調達から生産・販売・物流を経て最終需要者に至る、製品・サービス提供のために行われるビジネス諸活動の一連の流れのこと。業種によって詳細は異なるが、製造業であれば設計開発、資材調達、生産、物流、販売などのビジネス機能(事業者)が実施する供給・提供活動の連鎖構造をいう。基本思想はロジスティクス概念に似ているが、ロジスティクスが適時到着を強調するのに対して、サプライチェーンという言葉を使う場合は在庫適正化のニュアンスが強くなる。また、単一組織が行う活動というよりも、むしろ物流/流通チャネルの全体最適のために行われる複数企業の連携の仕組みを指すことが多い。サプライチェーンの全体最適を図る活動ないし手法をSCMという。

サブスタンダード船(さぶすたんだーどせん)

安全面において国際的な基準に適合していない船。

サーベヤー(Surveyor)

鑑定人。貨物の積付検査、タンク(積込前)の状態検査、喫水検査等検査証明行為を行うもの。日本では、日本海事検定協会と新日本検定協会などがある。

酸洗い(さんあらい)

タンクや配管内の金属表面に付着した汚れ(錆、油脂分、機械加工時に発生した酸化皮膜、溶接時に発生した酸化分など)を酸(硫酸や塩酸等)により科学的に除去し、清浄な表面を得る作業。

三角波(さんかくなみ)

突然起きる巨大波の一種で、強風や潮流の影響で複数方向からの波(うねりと風浪、防波堤の反射波など)がぶつかってできる峯の尖った波。荒天時に発生し、高さが他の波の3倍以上になることもあり、非常に危険である。前線や低気圧の通過に伴い、気圧が不安定で風向きが頻繁に変わると、風と波も向きが逆になって発生しやすい。

酸処理(さんしょり)

酸処理とは、船舶建造中の下地処理の際に行なう工程で酸の水溶液により錆を化学的に溶解し、除去する方法。酸の溶液としてはリン酸が用いられ、主として薄板、管材、小物の艤装品などの防錆に用いられる。

酸素濃度(さんそのうど)

空気中の酸素の濃度を表したもの。通常大気中には、窒素(N2)が77%、酸素(O2)が21%その他、アルゴン・ヘリウム・二酸化炭素(CO2)が含まれている。船内において、換気の不十分な場所に入って作業を行う際は、作業前に通風機で換気を行い十分注意するとともに、ボイドスペースや、普段使用しないタンク内へ入るのは危険が伴うので、避けた方が良いとされている。また、入槽する際は、酸素濃度を事前に測定する必要がある。下記に酸素濃度により人体に与える影響を示す。

※正常な酸素濃度は21%
・酸素濃度:18% … 安全限界と言われており引き続き連続換気が必要
・酸素濃度:16% … 呼吸、脈拍の増加、頭痛、悪心、はきけ
・酸素濃度:12% … めまい、はきけ、筋力低下、体重支持不能、墜落(死につながる)
・酸素濃度:10% … 顔面蒼白、意識不明、嘔吐(吐物が気閉塞で窒息死)
・酸素濃度:8% … 失神昏倒、7~8分以内に死亡
・酸素濃度:6% … 時に昏倒、呼吸停止、けいれん、6分で死亡

サンドブラスト(Sandlead)

コンプレッサーで高圧に圧縮された砂等を吹き付けて船舶外板等の施行処理を行うこと。

サンドレッド(Sandlead)

船舶の太い係留索を陸上に渡すために、 heaving line (引き綱)という細いロープを結ぶ。しかし、そのままでは line を陸上に放り投げることはできないので、先端におもりを取りつけて遠心力で陸上側目掛けて遠投する。そのおもりのことを通称サンドレッドという。「砂か鉛、または砂に代わる鉛」という意味で サンドレッドということばが使われるようになったという説がある。サンドレッドは和製英語で、レッドとは鉛(LEADと綴るが発音はレッド)の事。現在は砂袋や鉛は使われておらず、ゴムが使われている。

桟橋(さんばし)

桟橋とは、船舶を接岸けい留する施設で、岸壁と同様に貨物の積み卸しや船客の乗下船に利用される。岸壁と異なり杭をある間隔で打ち込み、その上に梁と桁を渡し、これに床をはったもの。

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潮待ち(しおまち)

潮流が激しい場合、航行をストップし、潮流が変わるまで、近くの湾内に退避すること。例えば紀伊水道から瀬戸内に行く場合、鳴門海峡を通るが、潮の干満の関係で瀬戸内の海水が高く、潮流が10ノットを超える場合、499グロストンの内航船の速力は10ノット程度の速力なので、鳴門海峡を渡れず、近くの波の静かな湾に退避し、潮の変わる目(6時間置きに変わる)のを待っている状態を指す。

C重油(しーじゅうゆ)

動粘度が高く、常温では使用不可。使用時に加熱が必要となる。硫黄含有率の高い重油。

シーバース(Sea berth)

喫水の深い大型タンカーなどを沖合に停泊させる場合は、海底に杭を打ち込んでつくった柱状のドルフィンや、海底に固定し、船からチェーンを渡して係船ブイなどを利用する。これら沖合に設けた係留施設をドルフィンという。

シール

「静止シール」ともいい、フランジ部分・カバー部分など静止部分の密封に用いられるシールの総称。

磁気コンパス(じきこんぱす)

マグネティック・コンパス」参照

支綱切断(しこうせつだん)

進水式の際におこなわれる儀式で、船から式場まで引いてある支綱を銀色の斧で切断する。このとき使われる斧は、造船所が船ごとに新しくつくる。

自己研磨塗料(じこけんまとりょう)

自己研磨塗料とは、船底塗料の一種でふじつぼなどの生物の付着を防止するために塗膜が少しずつ溶け出して常に表面を滑らかに保つもの。

自己点火灯(じこてんかとう)

船舶救命設備の一つで、救命浮環に連結して落水者などに救命浮環の位置を知らせる夜間の位置標示信号のことをいう。

自己発煙信号(じこはつえんしんごう)

本船の遭難信号または海中転落者に救命浮環の位置を表示するために救命浮環に連結して使用する。使用に際して海中に投下すると自動的に点火し、15分以上連続発煙する。

指差呼称(しさこしょう)

安全を確認するとき、何もしないよりも、声を出したとき、更に指を差して呼称をしたときの方が、格段に間違いが少なくなることから、動作が変わるときや判断基準が変わるときに、意識して指差し呼称を行ない、危険を未然に防ぐ取組み。

自差(じさDeviation)

自差とは、船舶の鋼鉄や船内にある鉄が磁気を帯びてコンパスの磁針の向きを変えてしまうことをいう。

視界制限状態(しかいせいげんじょうたい)

霧、もや、降雪、暴風雨、砂あらしその他これらに類する事由により視界が制限されている状態をいう。

シップリサイクル条約(しっぷりさいくるじょうやく)

2009年5月に採択された、「2009年の船舶の安全かつ環境上適正な再生利用のための香港国際条約」の通称。船舶のリサイクルにおける労働災害や環境汚染を最小限にするため、(1)船舶、(2)船舶リサイクル施設、(3)リサイクルの手順について要件を規定している。船舶に関する要件は、アスベスト、PCBs、オゾン層破壊物質などを含む設備等の新規搭載の禁止、国際総トン数500トン以上の商用船(国内で解体される内航船を除く)にインベントリ(船舶内の有害物質一覧表)の作成と備置きの義務付け旗国の主管庁または承認機関による定期的な検査等がある。

視程(してい)

大気のにごり具合を表す尺度。通常の視力を持った人が日中の明るさの中で水平にある物体が何であるかを確認できる最大の距離。船舶(船舶気象符号視程コード)では10段階に分け、50m未満が最少で、50km以上が最大の階級となっている。

自動火災探知装置(じどうかさいたんちそうち)

火災探知装置は、異常な空気温度や煙の濃度、その他の初期火災要因を探知して自動的に、各探知区域ごとに可視可聴の警報を発する装置のこと。本装置は、乗組員が通常近づくことができない船倉や倉庫、旅客船の居住区域その他の場所に必要に応じ装備される。

自動化設備(じどうかせつび)

船内における作業を軽減するために船舶に施設される設備をいう。ある一定の自動化設備を有する船舶のことを自動化船若しくは近代化船という。本設備を施設することにより、船舶職員及び小型船舶操縦者法による船舶職員の配乗を軽減することが出来る。機関集中監視装置等20の設備が規程されている。

自動衝突予防援助装置(じどうしょうとつよぼうえんじょそうち アルパー Automatic Radar Plotting Aids(ARPA))

ARPA」(えいあーるぴーえー)参照

自動操舵装置(じどうそうだそうち Autopilot)

自動操舵装置とは、船の船首方位を航海士が設定した方位に自動的に保持する装置。

ジプシーホイール(Gypsy Wheel)

錨車と呼ばれ、錨鎖の繰り出し、巻込みを行なうもの。小型船内航船のジプシーホイールは同軸上に配置され、1組の油圧式原動機で駆動するタイプが広く用いられている。

シヤ―(sheer)

航行中、波が甲板上に打ち込むことを減じて凌波性を高めるとともに、船首尾に船体の上部に容積を持たせて船に予備浮力を与えるために設けられる。凌波性の向上には船首側のシア(船首舷弧)の方が船尾側のシア(船尾舷弧)よりも貢献するので、一般的に船首側の方が反りが大きく、船首舷弧の方が大きくなっている。

ジャイロ・コンパス(Jyro compass)

船舶の位置、または方向の測定器の一種。高速回転するコマの回転軸が常に天空の一点を指す原理(ジャイロ効果)を応用している。磁気コンパスに代わるもの。高速回転するコマ(ジャイロ駒)の回転軸を用いて方位を知るための装置。(類)マグネティック・コンパス

社船(しゃせん)

自社で所有する船舶のこと。⇔(反)用船(ようせん)

重合防止剤(じゅうごうぼうしざい)

光や熱の影響によって重合反応を起こしやすい物質に添加して、それを阻害する試薬である。単に禁止剤とも呼ばれる。

修繕費(しゅうぜんひ)

定期検査・中間検査の検査費用、入渠費、保守整備、修繕費などをいう。

シューピース(しゅーぴーす Shoe piece)

船尾材の一部で舵の下端を支えるための部分。後端はキール線より若干上方に反らせてあり、できるだけ入渠や座礁の際に損傷を受けないようにしてある。

収錨(しゅうびょう Housing)

錨泊等で使用した錨及び錨鎖を船体に収めることをいう。

修理(しゅうり)

船舶安全法において修理とは、船舶等の機能、性能が損なわれた場合に、これを修復するための工事を意味する用語として取り扱われ、大修理と小修理に分けられる。大修理は、船舶の堪航性又は人命の安全に影響を及ぼすおそれのある工事で例えば船体外板の切替え、損傷した機関の修理等が該当し、関連する基準の適合性を確認するために臨時検査の対象となる。小修理は、軽微な補修で、臨時検査の対象とはならず、整備の範疇に属する。なお、検査の合理化を図るために、改造修理認定事業場の制度がある。

主機(しゅき)

プロペラを直接推進させる機関で、燃料油は重油を使用する。⇔(反)補機(ほき)

主機(しゅき)

プロペラを直接推進させる機関で、燃料油は重油を使用する。⇔(反)補機(ほき)

手動火災警報装置(しゅどうかさいけいほうそうち)

船内巡視、その他によって火災の存在または徴候を発見した者が船橋その他の制御室へ迅速、容易に通報するための音響警報装置で、通路の各所に設けられた押しボタンにより発信する。警報ベルは人為的に停止しない限り鳴り続ける。

瞬間風速(しゅんかんふうそく)

0.25秒ごとに更新される風速の3秒(12サンプル)平均を瞬間風速という。

順走(じゅんそう Scudding)

風浪を船尾方向より受けて、舵効を失わない程度の低速で航走することをいう。

純トン数(じゅんとんすう Net Tonnage)

船舶の総積量をトン数で表したもの。船の稼動能力を示すのに用いる。総トン数からの船員室、海図室、バラスト水槽、機関室、操舵機室、チェーン・ロッカー、その他航海に必要な場所の容積を除外したもの。記号はN/T

省エネ船(しょうえねせん)

燃料消費量を少なくするよう工夫された船舶。スリムな船型、長期防汚船底塗料、高粘度油専焼機関、排ガスボイラー、大直径プロペラ等の組み合わせで、従来型船に比較し、大幅な省エネルギー効果がある。最近は、省エネ船が新造船の際に一般的になっている。

上架(じょうか)

船舶が合入渠、中間検査及び定期検査等で入渠する際船体を海面から揚げることをいう。

蒸気タービン(じょうきたーびん)

蒸気タービンは、舶用主機関の一つで、ボイラーから発生した蒸気が保有する熱エネルギーを推進力へ伝動し船舶の前後進を行う。ボイラーで発生した蒸気は、前後進操縦レバーの動きに合わせ操縦弁が開閉し前進時には高圧タービン、低圧タービンに、また、後進時には、通常低圧タービンと同軸上に装備される後進タービンに蒸気が供給され各々の方向にプロペラを回転させる。この蒸気タービンは、熱エネルギーが外部で造られることから内燃機関と対照的に外燃機関と言われる。また、蒸気タービンは比較的簡単な構造で、高い出力が得られる点が特長で、出力の割にはサイズもコンパクトである。そのため高速が要求される駆逐艦などの軍用艦や、大きな馬力を必要とする超大型タンカーなどで利用されている。欠点はディーゼル機関(内燃機関)と比較して燃料消費量が多い。

蒸気蒸し(じょうきむし)

タンククリーニングの一種で、凝固性・高粘性・着臭性等の物質を除去するために行う。やり方としては、ボイラーの蒸気をカーゴタンク内に噴出し、タンク表面を蒸気で蒸して洗浄する。(類)部員

償却費(しょうきゃくひ)

新造船も年月が経過するとともにその価値は減少し、耐用年数が過ぎればスクラップまたは海外へ売船される。この価値の減少分を一定の方法で計算し年度ごとに損失として計上することをいう。

衝突の予防のための国際規則に関する条約(1972年)(しょうとつよぼうのためのこくさいきそくにかんするじょうやく(1972ねん))

船舶の衝突事故防止を目的として1972年に採択され、1977年7月に発効した国際条約で船舶が守るべき航法、表示すべき灯火および形象物、音響信号および発光信号等について規定している。

常用出力(じょうようしゅつりょく)

航海時に常用される出力で、主機関の効率や、保守の点から最も経済的な出力のこと。ディ―ゼルエンジンは、概ね80%~85%程度が最も良い出力とされている。

職員(しょくいん)

下記の海技士の免許を受けた者であって、船舶において、船長の職務を行う者(小型船舶操縦者を除く)並びに航海士、機関長、機関士、通信長及び通信士の職務を行う者をいう。

  1. 海技士(航海)一級~六級
  2. 海技士(機関)一級~六級
  3. 海技士(通信)一級~六級

ショットブラスト処理(しょっとぶらすとしょり)

ショットブラスト処理とは、1~2mm径の細かい鉄球を鋼板に打ちつけて、表面の錆を落とす処理のこと。

除染シャワー(じょせんしゃわー)

液体化学薬品ばら積船において、貨物ポンプ室等に入り貨物を取り扱った場合、作業服及び乗組員に付着した貨物を洗い流すため、暴露甲板上に除染シャワー及び洗眼器を備えなければならないと定められている。当該設備は、あらゆる気象条件でも使用できるよう義務付けられており、具体的には凍結防止措置を施すことが要求される。

シリングラダー

魚の形の断面形状の舵板とその上下に取付けた整流板によりプロペラ排出流のほとんどが舵板に当たり、排出流が舵効として有効に利用できるようになっている。

深海投錨法(しんかいとうびょうほう)

水深が錨鎖1節(25m)を超える水深で投錨する方法。

シングル・ハル(Single Hull)

船の外壁(船底や外板)が1枚の鋼板になっている構造の船。船の外壁をハルといい、このタイプの船だと、タンクの外はすぐ海洋と面する構造となり、タンクに穴が開くと油が海に漏れてしまう危険性がある。(類)ダブル・ハル

進水(しんすい)

新造船を海水に浮かべること。自らの力で航行できる状況になった時に行う。つまり、主機関(エンジン等)、プロペラ等が装備された時点で海に浮かべる。細かな艤装(各種機器の設置・調整、船員室の中の装備)の前段階。

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垂線間長(すいせんかんちょう Length between perpendicular(LPP))

船の満載喫水線上の船首材の前端から舵頭材までの水平距離を言う。

水槽試験(すいそうしけん)

巨大で複雑な形状をした船は、設計段階で基本的な性能を正確に知ることは難しい。また自動車のように量産できず実機による試験が難しいことから、船型の開発には特殊な水槽を使っての模型実験が行われる。これを水槽実験という。

水線ペイント(すいへいぺいんと)

三号船底塗料ともいい水線付近に帯状に塗装する。水線付近の防錆防汚の両作用を有する塗料。

水路図誌(すいろずし)

船の航海停泊に必要な種々の事柄を網羅したもので、海図、水路誌、潮汐表、灯台表等の水路に関する図誌を言う。

水密隔壁(すいみつかくへき)

主として浸水に対処するために、おもに横方向に設けられる隔壁のことをいう。

スーパーエコシップ

プロペラを駆動する動力も含め発電機で電気を起こし、その動力を使って電動機を回しプロペラを回転させる船舶のこと。

隙尺(すきじゃく)

積荷役を行う際に、タンク内の天井(Tank Top)から積載貨物との空間に隙間を設けることを指す。これは、積荷の過積載、漏油防止を目的としたものであり、荷役をする際は、この隙尺を50㎝以上設けることとなっている。

スカッパー(Scupper)

甲板の排水孔。デッキ上の水を排水する為の排水口。

スタビライザー(Stabilizer)

減揺装置。航海中に波浪の影響により船体が動揺する(ローリング)のを減少させる装置。

スチフナ

補剛材の意で、ウェブ材の座屈を防ぐため、はりせい方向に取り付ける材のこと。 座屈とは、軸方向力がある限度に達すると、急に変形が生じて、曲げ応力が生じ、この曲げ応力自体に耐えられなくなって破壊すること。 はりせいとは、梁の上面から下面からまでの高さの寸法のこと。「水平構造部材」ともいう。

ステンレス船(すてんれすせん)

タンク・パイプ類がステンレス製の船。コーティング船より金属の腐食の進み具合が少なく、近時はこのステンレス製の船がほとんどである。略して、すてん、と呼ぶこともある。⇔(反)コーティング船(こーてぃんぐせん)

ストリッピング・ポンプ(Stripping Pump)

貨物タンク内及び関係管系内に残留する物質の量を一定量以下になるよう陸揚げするための機器。Strip…取り去る

スタン・スラスター(Stern Thruster)

船尾水没部に左右舷に通じる通風孔を設け、この中央に推進機を取り付けたもの。⇔(反)バウ・スラスター(Bow Thruster)。バウ・スラスター、スタン、スラスターとも船側にあることから、サイド・スラスターともいう。

ストレーナー(Strainer)

液体から固形成分を取り除くために用いる網状の器具。船舶では、海水ストレーナー、オイルストレーナー等がある。

スピルタンク(Spill tank)

積荷の積み込み、積み下ろしの際に漏れ出す積荷を受けるタンク。上甲板床板上に直接載置することができるので、マニホールドの上甲板床板からの高さを最適なものとすることができる。このため、積荷の積み込み積み下ろしの際のマニホールドとローディングアームとの接続作業やマニホールドの洗浄作業等における作業労力の軽減を図ることができる。

スライム

スライムとは、微生物、バクテリア、藻類およびその死骸に空気中から混入した土砂およびさびなどが混合した粘性のある泥状塊のものを言う。海水下の船体表面には、海洋バクテリアや珪藻類が短時間でスライム層を形成し、やがて、アオノリなどの海藻類やフジツボ類、ムラサキイガイ類、ヒドロ虫類が付着する。このような汚損生物と呼ばれる生物群が船底に付着することで、航走行時の抵抗が増すため、ドック入渠時に清掃が行われる。

スラッジ

残渣。重質分の多い積荷を運んだ場合、タンク内に残るへどろの類。Sludge…どろどろの泥、へどろ

スラミング(Slamming)

うねりの中を航走するとき、船首が大きく空中に持ち上げられた後、次の瞬間、船首部船底が波面に激しく打ち付けられる現象をいう。波に向かって進むときに起こりやすく船底に作用する強大な水圧力によって船体損傷を引き起こす。

スルーカーゴ

ケミカル船の場合、荷役する貨物以外の異種貨物を積載した状態で入出港する場合があり、異種貨物によっては着桟拒否される場合もある。

スロップタンク

洗浄廃液を溜めるタンク。

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制限気圧(せいげんきあつ)

蒸気ボイラを船内に持つ船舶は、過圧による爆発を防止するために、その使用圧力の最大限度を定める。  これを制限気圧という。制限気圧はボイラの用途、構造、現状に応じ、船舶機関規則の基準に従って決定される。

清浄機(せいじょうき)

循環使用する機関用の潤滑油は摺動部を潤滑し汚損、異物を混入するので、潤滑油を再生させる遠心分離の原理を応用した潤滑油清浄機を使用する。また、本船に積み込んだ燃料重油(主にC重油)には、水分や異物、スラッジが混入しているので、燃料油を清浄化する必要があり、燃料油清浄機が使用される。

清水(せいすい Fresh Water)

フレッシュウォーター」参照

載貨容積トン数(せきさいようせきとんすう)

船舶に積載できる貨物の容積であって、1.133㎥を1トンとして算出したトン数。船倉の全容積を表す。これを載貨容積トン数という。

接岸(せつがん)

荷役などのため、船舶を岸壁に着けること。着岸ともいう。

摂氏(せっし Degree Celsius)

温度目盛りの一つで、水の氷点を0℃、沸点を100℃として100等分したもの。単位記号は「℃」で表され、日本や多くの諸外国で使用されている。華氏から摂氏への大まかな温度換算方法は、℃=(°F-30)÷2で表すことが出来る。

瀬取り・瀬渡し(せとり・せわたし Ship to Ship)

沖荷役のうち、瀬取りは外航船から内航船に積込むケース、瀬渡しは内航船から外航船に荷渡しするケースのこと。 英米では、Ship to shipという。

船員手帳(せんいんてちょう)

船員の身分を証明する手帳のこと。本人の氏名・生年月日・本籍地・有給休暇の付与・健康保険・乗船履歴及び健康証明などが記載されている。

船員の災害保険制度(せんいんのさいがいほけんせいど)

船員の職務上の負傷・疾病などについては、その完治まで、また職務外のそれについても一定期間(3ケ月)は船舶所有者にその療養補償の負担を船員法第89条で義務付けている。そして、この義務の履行を担保とする制度として船員保険制度がある。この船員保健制度は、船員保険法によって制定され、以後改正を繰り返しながら公的船員災害補償制度して確たる地位を占めている。船員保険制度の特徴は次の通り。

①船員という特定の労働者のみを対象としている。
②補償の範囲が広く、職務上の事故ばかりでなく職務外の事故も含んでいる。
③災害給付だけでなく、失業給付や年金給付もカバーした唯一の総合的な社会保険である。

船員費(せんいんひ)

本船の乗組員・予備船員の給与、退職金、乗下船のための旅費、船内食費、福利厚生費、船員保険料の会社負担などをいう。

船員法(せんいんほう)

船員法は、船員の給料・労働時間その他の労働条件の基準、船長の職務権限、船内紀律などに関する法律。その構成は総則、船長の職務及び権限、紀律、雇入契約など、給料その他の報酬、労働時間、休日及び定員、有給休暇・食料並びに安全及び衛生、年少船員、女子船員、災害補償、就業規則、監督などとなっている。

船員労務官(せんいんろうむかん)

船員法および船員災害防止活動の促進 に関する法律に基づき、船員の労働環境改善と労働災害防止業務をおこなう。船員に適用される法律が遵守されているかを船舶などに立入り監視・監督をおこなう。

船級(せんきゅう)

船の安全性を客観的に評価するために作られた制度。保険料は、危険度に応じて料率は変わる。その要素として、船の安全性がテーマとなる古くはロイドが有名である。各船級それぞれに基準があり、国際的に甘いと評価される船級は、取得しやすい代わりに、保険料評価に悪影響を及ぼしたり、航行、寄港を制限される場合もある。わが国では、日本海事協会が、NKの略称またはClass NKの通称で知られる国際船級協会である。

船橋(せんきょう Bridge)

船橋以下航海士が、操船の指揮をとる操舵室のことをいい、見通しのよい船内最上階に設けられている。

船橋当直(せんきょうとうちょく)

船橋当直とは、航海中、常時船橋にあって、周囲の状況に注意を払うとともに、航海計器類等の作動状態を監視し(Mゼロにて航行中は主機関及び関連機器類の状態を含む)同時に機関部と密接な連絡をとり、船舶の安全航行に必要な業務をいう。

先行艤装(せんこうぎそう)

船体に取り付けられるパイプ(管)や係船用の金物などの艤装品をブロック製作の時点で 予めブロックに取付けておくことをいう。

専航船(せんこうせん)

一定の航路または貨物を決めて運航し、通常1カ月単位で航海数に拘わらず一定の運賃で運航する仕組み。⇔(反)汎用船(はんようせん)

船殻(せんこく)

船殻とは、上甲板下の船体のことをいう。船殻は、必要な強度を備え、かつたくさんの荷物を積むためにできるだけ軽くなくてはならない。

船主(せんしゅ Owner)

船舶の所有者。

船首(せんしゅ Stem)

船が航行するに当り前方部分。「濶潤iおもて)」ともいう。英語では、Stem の他、Bow、Fore、Headとも言う。⇔(反)船尾(せんび)

船首隔壁(せんしゅかくへき)

船首垂線から0.05m以上0.08m以下の範囲に設けられる隔壁で、船首は衝突など危険度の高いところであるからふつうの水密隔壁より強くする。一般にこの隔壁の前部は船首倉(Forepeak tank)になっているので、ディープタンク隔壁の構造とする。

船首水槽(せんしゅすいそう Forepeak Tank)

フォアピークタンク」参照

船主責任相互保険(せんしゅせきにんそうごほけん)

PI保険」参照

船籍港(せんせきこう)

船舶所有者が船舶の登記及び登録をし、船舶国籍証書の交付を受ける地のこと。船籍港は船舶所有者が定めるものであり、その国の船舶として新たに登録する船舶についてはもちろんのこと、既に登録されている船舶であっても、所有者が変更した場合、新所有者が新たにこれを決定する必要がある。日本においては船籍港とする地は、日本国内の地であって、船舶の航行できる水面に接した市町村及び東京特別区における区に限られ、原則としてはその船舶所有者の住所に定めることとなっている。

船艙(せんそう)

貨物を積み込む場所。ケミカルタンカーの場合は、タンクのこと。

船長(せんちょう)

船長とは、特定船舶の乗組員であって、その船舶の指揮者として、また船主の代理人として、種々の公法上、私法上の職務権限を有する者である。

船台進水(せんだいしんすい)

海に向かって傾斜した船台の上で船を建造し、船体の完成後、そのまま滑らせて海に浮かべる方法のこと。この場合、盛大な進水式が行われることが多い。

船体抵抗(せんたいていこう)

船体が受ける4種類の抵抗から構成されたもの。つまり、ミスの粘性摩擦による摩擦抵抗、渦の発生による造渦抵抗、波の発生による造波抵抗および船体水上部分の空気抵抗。

全長(ぜんちょう Length Over All(LOA))

船首最前端から船尾最後端までの水平距離で操船する際に必要な値となる。

船底塗料(せんていとりょう)

船底塗料には2種類があり、防錆(anti-corrosive paint ; A/C)と防汚(anti-fouling paint ; A/F)。A/Cで船体鋼板の腐食防止をし、その上にA/Fを塗装することで海洋生物の付着を防止する。日本は、1992年から国内造船所でのTBT塗料の完全使用自粛、1997年から国内塗料工場での製造中止等の自主規制を推進してきた。2001年10月5日には、TBT(トリブチルスズ)等を含む有機スズ系船底防汚塗料の新たな塗布を禁止する新条約が採択され、25ヶ国以上の批准、かつ合計船腹量が世界の25%を超えてから12ヶ月後に発効する。

船底弁(せんていべん キングストンバルブ)

キングストンバルブ」参照

船内巡視制度(せんないじゅんしせいど)

船内火災の早期発見、また船内全般の異常の有無を確認するために有効な制度で、沿海区域またはそれ以遠の水域を航行区域とする旅客船、および近海区域または遠洋区域を航行区域とする一般船舶は、船内巡視制度を設けることとなっている。

船舶(商船)(せんぱく)

船舶とは、「商行為をなす目的を以て航海の用に供するものをいう」と商法第684条に定められている。法律上の分類は動産であるが、その性質上一定規模以上の船舶については、登記制度、抵当権などが認められ、強制執行及び競売などの手続きについて不動産的な取扱いを受けている。

船舶管理人(せんぱくかんりにん)

船舶共有者の代理人として活動する者であり、船舶共有者は、必ず船舶管理人を選任しなければならない。

船舶機関規則(せんぱくきかんきそく)

船舶の主機や補機、ボイラー動力伝達装置、プロペラ、圧力容器、管装置など、いわゆる機関全般にわたって、その要件、構造、施設、設備、備品などの基準を定めている。

船舶救命設備規則(せんぱくきゅうめいせつびきそく)

船舶を旅客船であるかどうか、国際航海するかどうかといった視点から4種類のタイプに区分し、それらの船舶に装備すべき救命設備の要件、数量、積付方法などについての技術基準を規定している。
船舶救命設備規則で区分されている船舶の種類は以下のとおり。
①第1種船:国際航海に従事する旅客船
②第2種船:国際航海に従事しない旅客船
➂第3種船:国際航海に従事する総トン数500トン以上の非旅客船
④第4種船:国際航海に従事する総トン数500トン未満の非旅客船並びに国際航海に従事しない船舶

船舶区画規程(せんぱくくかくきそく)

船内に浸水した場合でも、局所に止めて、安全を確保するこのできるように、水密区画、水密隔壁、二重底、排水装置などについて、その構造、寸法、要件、設備などの技術基準を規定している。

船舶検査官(せんぱくけんさかん)

日本船舶が安全に航海し、乗組員や旅客の安全を確保するのに十分な施設および能力を有しているか、また、海洋汚染を防止し、テロリストの侵入防止などの国際条約基準を満たしているかを検査する必要があります。これらの検査をおこなう者を船舶検査官という

船舶自動化設備特殊規則(せんぱくじどうかせつびとくしゅきそく)

自動化船に装備されるべき自動化設備(船内における作業を軽減するため、当該船舶に装備される設備)の要件などの技術基準を規定している。

船舶消防設備規則(せんぱくしょうぼうせつびきそく)

船舶に装備すべき消防設備の要件、数量、備付け方法についての技術基準を定めている。

船舶職員法(せんぱくしょくいんほう)

船舶職員として船舶に乗組ませるべき者の資格並びに小型船舶操縦者として小型船舶に乗船させるべき者の資格及び遵守事項などを定め、もって船舶の航行の安全を図ることを目的とした法律。

船舶設備規程(せんぱくせつびきてい)

船舶に装備されるべき装備についての技術基準を定めるとともに、航行区域や総トン数、船の長さなどの基準に基づいて、それぞれ増備すべき設備の内容、数量などを規定している。

船舶賃借人(せんぱくちんしゃくにん)

他人の船舶を賃借し、商行為をなす目的をもって、航行の用に供するものをいう。賃借人と船主との関係には、賃借に関する民法の一般原則が適用される。船舶賃借人は、その船舶の利用に関する事項については、第三者に対して船主と同一の権利義務を有する。

船舶のトン数測度に関する国際条約(1969年)(せんぱくのとんすうそくどにかんするこくさいじょうやく(1969ねん))

船舶の総トン数および純トン数は海事諸法規の適用上の基準であり、また船舶に賦課(ふか)される諸手数料や税金の基準として、船舶の大きさや稼働能力を表す指標である。そのためトン数産出の国際的統一を目的としてIMOにおいて検討が行われ、1969年6月に採択された。

船舶番号(商船)(せんぱくばんごう)

船舶の貸渡又は、運航委託をする事業。

船舶法(せんぱくほう)

日本船舶に対する行政的保護と取締り を目的として、日本船舶の国籍要件とその法的効果、船舶登記、船舶登録、船舶国籍証書などについて定めた法律。

船舶防火構造規則(せんぱくぼうかこうぞうきそく)

船舶における火災の発生とその拡大を防止するために必要な船舶の構造、設備、防火措置などについて技術基準を規定している。

船舶保険料(せんぱくほけんりょう)

各種の保険に対する料金で、料率は船の大きさ、種類、船価、船齢、航路、船会社の保険の実績で決められる。

船舶貸渡業(せんぱくかしわたしぎょう)

自動車のナンバーと同様、船舶原簿に登録される船舶番号が付されている。船舶及び船舶原簿の最も端的な表示で、全管海官庁を通じて1個の船舶番号に対しては1隻の船舶しか存在しないように定められている。汽船、帆船の別を問わず、船舶ごとにその新規登録の順序にしたがって附し、当該船舶が登録されている限り、所有者その他の事項の変更登録がなされても変更することはない。

船舶検査手帳(せんぱくけんさてちょう)

管海官庁が最初の定期検査に合格した船舶に対して交付される。所定の船舶検査に関する事項を船舶検査官や船舶所有者が記載する公的な検査記録で、検査に際して検査来歴や過去の損傷、補修の程度などの記録は重要な参考になる場合が多い。

船舶国籍証書(せんぱくこくせきしょうしょ)

日本の国籍を有すること及び当該船舶の個性や同一性を証明する公文書であり、船舶の新規登録が完了した際に、船籍港を管轄する管海官庁から船舶所有者に交付される。

船舶自動識別装置(せんぱくじどうしきべつそうち Automatic Identification System)

AIS」参照

船舶保険(せんぱくほけん)

船体、機関、属具自体の損失、損害を填補することを目的とした、損害保険会社による保険。貨物保険とともに、海上保険の一つとして船舶の沈没、座礁、火災、衝突などの海上危険のほか、特約がある場合には、建造、修繕、検査のために入渠中の船舶がさらされる陸上危険、さらには戦争やストライキの危険などを引き受けている。

船尾(せんび Stern)

船が航行するに当り、後方部分。「艫(とも)」とも言う。⇔(反)船首(せんしゅ)

船尾隔壁(せんびかくへき)

船尾も船首について危険なところで、船尾管があったり、プロペラ軸が出て回転しているところで、浸水に対し船尾の適当なところに設けられる水密隔壁である。船首の場合と同じく後ろが船尾倉(Afterpeak tank)になっているのでこれもディープタンク隔壁の構造とする。

船尾水槽(せんびすいそう After-peak Tank)

アフターピークタンク」参照

船腹(せんぷく)

船艙(タンク)に積める量を指す。また、広義には、航行している船のタンク総量を指し、例えば積荷需要に対し、船の供給が多い場合、船腹過剰と言う。

船名符字(せんめいふじ Call Sign)

総トン数100トン以上の船舶に付することが船舶法によって義務付けられている。

船用品費(せんようひんひ)

船内で使用する備品、消耗品、清水等の費用をいう。

船舶共有者(せんぱくきょうゆうしゃ)

船舶を共有し、共同して、海上企業に利用する者をいう。船舶の利用に関する事項については、頭数によらず、持ち分の価格に従い、その過半数をもって決する。船舶の利用に関する費用の分担及び損益の分配も、持ち分の価格に応じて行われる。

剪断力(せんだんりょく)

船艙に貨物を積むと、貨物の重量で重くなった部分が下にたわむ。水に浮かぶ船は、全体的には重力と浮力が均衡しているが、部分的に見ると、どちらか一方が大きく勝る箇所が存在する。上向きの浮力と下向きの重力の差が生じる場所で、船体を上下方向に切断するように働く力を剪断力という。

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争議行為の制限(そうぎこういのせいげん)

労働者の争議権は、憲法により保障されているが、船員法は、海上労働の特殊性にかんがみ、労働関係に関する争議行為は船舶が外国の港にあるとき、又はその争議行為により人命若しくは船舶危険が及ぶようなときはしてはならない旨を規定して、船員の争議行為を一定の場合に禁止している。

操縦性能制限船(そうじゅうせいのう‐せいげんせん)

船舶の操縦性能を制限する作業に従事いるため、他の船舶の進路を避けることができない船舶をいう。
航路標識の敷設、浚渫、測量その他の水中作業をしている船舶等をいう。
なお、当該船の灯火及び形象物は、次のとおりです。

①灯火
夜間:最も見えやすい場所に白色の全周灯一個とその垂直線上の上方及び下方にそれぞれ紅色の全周灯一個を掲げる。
対水速力を有する場合:マスト灯二個(長さ五十メートル未満の操縦性能制限船にあっては、マスト灯一個)及び舷灯一対(長さ二十メートル未満の操縦性能制限船にあっては、舷灯一対又は両色灯一個)を掲げ、できる限り船尾近くに船尾灯一個を掲げる。

②形象物
工事や作業のため、他船の進路を避けることができない操縦性能制限船は、垂直線上に球形 、 ひし形 、球形 の3個を掲げる。

増速機(ぞうそくき)

船用主機前側駆動増速機をいう。主機より伝達された入力を歯車により増速し、発電機や荷役ポンプを駆動する装置

総トン数(そうとんすう  Gross Tonnage)

グロス・トン」参照

双胴船(そうどうせん)

効率のよい高速航行のためには、船体を極力細くして造波抵抗を軽減させるのがよい。しかし、船体が細いと復元力が落ち、安全栓が確保できない。そこで、細長い船体をふたつ並べて水面上のデッキでその胴をつなぎ、安定を図りつつ高速化を実現した船型のこと。

造波抵抗(ぞうはていこう)

造波抵抗とは、船が航行する時船首と船尾より斜め後方に広がる八字波と正横に平行に並ぶ横波が生じ、この波が造波抵抗として推進馬力の損失をもたらすこと。

走錨(そうびょう)

船舶が(アンカー)をおろして停泊しているときに、強い風や波など外力の影響を受けて、船体が錨を引きずったまま流され、操縦の自由がきかなくなること。

測深儀(そくしんぎ Sounder)

船底に設置された送受波器から音波を海底に向け発信し、海底に反射した音波を受信してその時間差から水深を測定する航海計器のこと。海底の泥や砂など地質によっては、反射の仕方が変わるため、受信状態は海底の断面図のようなグラフに記録して確認する。英語ではエコーサウンダーという。

速力(そくりょく Speed)

Knot」参照

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