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第2回復原力(STABILITY)ってなんだろう?

船は、波などの外力が作用して左右どちらに傾斜しても、船の重さの中心である重心位置(G)と船を浮かべる力の中心である浮心位置(B)の位置関係で傾いている船を元に戻そうとする力が働きます。これを復原力(STABILITY)と言います。

図1は船の横断面図で船が直立して浮いている図です。
直立状態では船の重心(G)と浮心(B)は共に船の中心線上にあります。

図2は船が外力を受けて傾斜した図です。
水面に浮かんでいる物は、いつも重力(g)と浮力(b)の2つの力が働いています。
まず、重心(G)についてですが、船は左右どちらかに傾斜すると重心は、鉛直下向き方向に作用します。
重心は、船体内の決まった位置で、よほどのことがない限り移動しません。
また、浮力の中心を浮心(B)と言います。浮力は、船が海面に沈んだときに排除した水の重量と同じで鉛直上向き方向に作用し、浮心は水面より下の船体の体積の中心にあるので船の傾斜具合によって、常に動きます。船は船体が傾斜してもこの2つの作用(重力(g)と浮力(b))により元の位置に戻ろうとする力が働きます。この働きを復原力と言います。船は復原力のことを考えて重心の位置と船底の形状を十分に考えて建造されているのです。ですから、大きな波がきても、よほどのことがない限り転覆することはありません。

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