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第5回船名「○○丸の由来」

日本の船には特別の小型船をのぞいて、その末尾に「丸」の字を付ける習慣があります。 これは、多年の習慣によるもので、別に強制されるものではありませんが、かつては船舶法の取り扱い手続きに「船舶の名称にはなるべくその末尾に丸の字を付せしむべし」とありました。(平成13年の訓令改正で同条項は削除・廃止)。

では、なぜ船名に「丸」を付けるようになったのでしょうか。「丸」のつく船名の起源は古く、記録としては、1187年仁和寺の古文書に現れた「坂東丸」が最初といわれていますが、語源やいわれについてはその他にもいろいろな諸説があります。

  1. 豊臣秀吉が巨船を造って日本丸と名付けたのが起こりである。
  2. 中国の皇帝の時、天から降りて船を造ることを教えた白童丸の丸を採った。
  3. 易経から来た。(排泄を意味する古語の動詞『まる』に由来し、わざと醜悪な名前をつけることで魔物や厄災から逃れることを祈念したため)
  4. 封建時代に屋号を用いた丸から転用された。
  5. 麿から転化した。(自分のことを麿と言ったのが、後に愛敬の意味で人名に付け、さらにそれが広く愛玩物に用いられ、同時に麿から丸に転じ、船にもつけるようになった。)

いずれが正しいかは定かではありませんが、江戸時代にはほとんどすべての船に付けられるようになりました。船名の付け方は、はじめ船の形態に従ってつけられ、その後建造地、建造者の名称を用い、さらに家名、屋号、寺社名その他に及んでいますが、今では地名が最も多く、人名も多く用いられます。 地名には、国、都市、山、海、川、港湾、その他があり、人名には、英雄、偉人またはその船の関係者の名などが用いられています。

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