海運プラザ 海運豆知識

第12回

船のできるまで

船は船主から注文を受けて造船所で造られます。船には原油タンカー、コンテナ船、客船などいろいろ種類がありますが、船の建造は設計、資材発注、部材組み立て、ブロック組み立て、船台・ドック上建設、進水、艤装(ぎそう)の順に、ほとんどブロック建造式で造られていきます。

【1】 受注

受注とは船主から船の建造の注文を受けることです。建造の費用などを決めて、契約書をかわします。


【2】 設計

船主の注文に応じて、船の大きさ、速力などを決めて設計します。


【3】 水槽試験

設計図にしたがって模型をつくり、水槽で試験をおこなって船の性能をたしかめます。


【4】 資材発注

設計図にしたがって、船を造るのに必要な鋼板など、さまざまな材料を製鉄所などから買い入れます。


【5】 加工、組み立て

鋼板などを加工して、船体のそれぞれのブロックを造っていきます。あわせて荷役装置や、船内に取り付けられるさまざまなパイプなどの部品も造られます。


【6】 ブロック組み立て/1

それぞれのブロックごとに組み立てていきます。


【7】 ブロック組み立て/2

できあがったブロックを船台やドックに運び、大型クレーンをつかって船の形に組み立てていきます。しだいに船の形に仕上がっていくのがわかります。


【8】 進水

船の大部分ができあがると、いよいよ進水です。進水式がおこなわれ、はじめて船が水に浮かびます。


【9】 艤装(ぎそう)

艤装とは主機関の取り付けや船室の工事などのことをいいます。これらの工事は進水前にもおこないますが、進水のときは船が軽いほうがよいので、重い主機関などの取り付けは進水後におこないます。


【10】 試運転、引き渡し

艤装がすんで船が完成すると試運転をおこない、船が設計どおりに走るかたしかめます。性能がたしかめられれば、船主に引き渡され、世界の海での活躍がはじまります。

(公財) 日本海事広報協会ホームページ「海と船なるほど豆辞典」 より引用

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