海運プラザ 海運豆知識

第13回

弁の種類

バルブは、流体の通路を開閉することのできる可動機構を必ず有し、基本要素として、弁箱、弁棒、弁体、弁座があり、さらにパッキン、弁押え、パッキン押え、はめ輪、ハンドル等の小部品によって構成されています。
今回は、船舶で使用する代表的なバルブ4種についてご説明致します。

1.ゲートバルブ

仕切弁とも呼ばれ、流体の流れを仕切ることからきた名称です。流路に対して直角に移動して開閉を行い、流体を止める構造となっています。構造が単純なため、様々な大きさのものがあり、流体の性質にあった材料での製作も容易で、圧力、温度の対応範囲も広いのが特徴です。船舶で使用される主な箇所は、(1)消防兼雑用水系統(2)燃料移送系統に使用されています。


2.グローブバルブ

玉型弁とも呼ばれ、ボディ-が球状になっていることからきた名称です。ボディ-内部に隔壁があり、入口と出口の中心は直線上にあり、流体がS字に沿って流れ、流体の流れを止めるには、隔壁に設けられた弁座面に弁体を押し付け、流体の流れに抗して流体を止める構造となっています。ゲートバルブに比べると開閉時間が短い特徴があり、船舶で最も使用されているバルブです。船舶で使用されている主な箇所は、(1)冷却海水系統(2)冷却清水系統(3)雑用清水系統(4)蒸気系統に使用されています。


3.バタフライバルブ

蝶形弁とも呼ばれ、弁軸を90度回転する事により開閉を行い、ゲートバルブと同様に開閉バルブとして使用されます。又グローブバルブと同様に流量調整用としても使用できます。ゲートバルブ、グローブバルブと比較して、バルブ面間寸法が最も小さく、コンパクトであり、質量が軽く、取り付け・取り外しが容易なことが一番の特徴として上げられます。船舶で使用される主な箇所は、(1)ベント管系統(2)空気冷却等、狭いスペースに使用されます。


4.チャッキバルブ

逆止め弁(逆止弁)とも呼ばれ、流体の流れを常に一定方向に保ち、逆流を防止する機能を持つバルブです。流体の圧力によって押し開かれる状態となり、逆流すると弁体が背圧によって弁箱の弁座に密着して、逆流を防止する構造となっています。すなわち逆流を防止する必要のある箇所に使用されており、(1)燃料油系統(2)潤滑油系統(3)ビルジ系統等、油類を海上に放出させる恐れのある箇所に使用されています。


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