海運プラザ 海運豆知識

第18回

ガス検知器の種類

ガス検知器とは、大気中に漏洩している可燃性ガスまたは毒性ガスの有無およびその濃度を測定する器具です。ガス検知器の目的は、火災爆発事故を起こしやすい可燃性ガスと、人体に障害を起こし、場合によっては生命を危険にする有毒ガスの発生と存在を早期に発見することでです。ガス検知器は固定式と持運び式があり、固定式は主にタンカー船の貨物危険区域やそこに隣接した二重船穀内やボイドスペース及び荷役設備エリアへの積荷漏洩を検知するために設置され、持運び式は固定式ではカバー出来ない範囲のガスを検知するために常備されています。


(1) 可燃性ガス検知器

可燃性のあるガスが存在しているか検知するための機器です。可燃性ガスには、水素、アセチレン、エチレンを始め、LPG・LNGから気化したブタン、メタン、及びガソリン、トルエン等があり空気と混合すると、わずかな火気を着火源として引火、爆発を引き起こします。そのため、状況に応じ、度々ガス検知を行う必要があります。


(2) 酸素濃度検知器

閉鎖された区画内等の酸素濃度を測定する機器です。長期間閉鎖されていた区画内では、発錆のため空気中の酸素が欠乏している危険があることから、予め酸素濃度を測定する必要があります。空気中の酸素が不足すると人体への影響が大きく作業内容にもよりますが、大体14%以下では呼吸数が増し、10%前後では呼吸困難、意識不明など生命に危険をもたらすといわれています。


(3) 毒性ガス検知器

毒性ガスを検知するための機器です。毒性ガスとは、空気中に微量のものが存在しても、人体に有害な作用をおよぼすガスのことです。塗装、剥離作業で発生する有機溶剤の蒸気、ねずみ、虫類を駆除するための燻蒸ガス、有害物質の積荷からのガス漏洩、原油ガスなど、ガス発生直後の濃度は極めて高濃度で、可燃性ガスであるものについては、むしろ引火、爆発の危険性を考慮しなければいけません。


(4) 複合ガス検知器

可燃性ガス・酸素・一酸化炭素・硫化水素の4つのガスがチェックできる複合型のガス検知器です。


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