海運プラザ 海運豆知識

第20回

船の灯りの種類

今回の海運豆知識は、船舶に配置されている航海灯の種類についてご説明致します。
航海灯とは、船舶が夜間に航行するときに安全を守るために掲げる灯火のことで、海上衝突予防法では、マスト灯・舷灯・船尾灯が、引き船等は全周灯・閃光灯が規程されており、日没から日出までの間は、法律に定める航海灯を点灯し航行しなければなりません。
また、この間は、

1. 上記法律に定める灯火と誤認されることのない灯火であること
2. 上記法律に定める灯火と視認又はその特性の識別を妨げることとならない灯火であること。
3. 見張りを妨げることとならない灯火であること。

のいずれにも該当する灯火を除いて、法で定められた灯火以外の表示はしてはならないこととされております。
日没から日出までの間、航海士はこれらの灯火を見て、その船がどのような大きさの船で、どちらの方向に航行しているのかを判断します。夜間は、相手船はどちらに向いているか、相手船は動いているか、相手船はどのような種類の船か、これらを灯火だけによって判断します。
夜間、もしも、灯火をつけ忘れていたら、相手の船からは見えませんので、状況を判断することができません。したがって航法を適用することができません。
また、点灯していた灯火の電球が切れたら、相手の船を判断できないことに変わりがありませんが、灯火が消灯してしまった場合には警報が鳴る装置を装備している場合もありますし、大型船では灯火を二重に装備し、消灯してしまった場合にはすぐに他方に切り替えて表示できるようにしています。船の灯火がいかに重要なものかがわかります。


また、下記表は海上衝突予防法で定められている長さ50m以上の船舶における灯火の仕様を纏めた表になります。

航海灯の種類照らす範囲視認距離
マスト灯2白色正船首方向左右にそれぞれ112.30度6海里
右舷灯1緑色正船首方向から右舷正横後22.30度まで3海里
左舷灯1紅色正船首方向から左舷正横後22.30度まで3海里
船尾灯1白色正船首方向から船尾方向にそれぞれ67.30度3海里

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