海運プラザ 海運豆知識

第24回

プロペラの種類

1794年イギリス人のウィリアム・リットルトンが人力によって回転する螺旋状のプロペラを船につけて推進させたのが始まりと言われております。当時は時速2マイルしか出せず誰にも見向きされなかったそうです。実際に使われるようになったのは、1839年建造のノーベルチー号が最初で、420トンの貨物を積んで、リバプールからコンスタンチノープルまで航海して、スクリューの性能を広く宣伝したそうです。近代においては設計理論の進展、加工技術の進歩により、スクリュープロペラは様々な用途の船舶に向け、要求を満たすべく最適化された形状を持つようになりました。
下記に現在使用されているプロペラをご紹介致します。

  • (1)固定ピッチプロペラ
  • プロペラ翼がボスに固定されているプロペラで、構造が簡単で効率がよく信頼性が高いスクリュープロペラ。固定ピッチペロペラ(FPP)は数枚の羽根とこれらの羽根を保持してプロペラ軸に固定する役目をするボス部とが一体の鋳物で製作されて いるため、ピッチを変えることができない。

  • (2)可変ピッチプロペラ
  • 可変ピッチプロペラ(CPP)はプロペラの翼角を変えることができる構造のプロペラで、翼角の変化により船速を変えることができ、固定ピッチプロペラ(FPP)では得られない微速力運転が可能である。。また、海洋気象の変化による船体抵抗の変化などに対応してプロペラピッチを制御することにより、最適な状態で主機関を使用する ことができる。

  • (3)フォイト・シュナイダー・プロペラ
  • 船底に設置した円盤の先端部分にブレードを4~6枚垂直に取付けたもので円盤が回転する。
    プロペラと舵の両方の役割をはたし、主に交通艇、曳船に使用される。

  • (4)二重反転プロペラ
  • プロペラ軸を内側と外側に分け、それぞれ回転方向を反対にしたもの。プロペラを回転させると作用反作用の法則でエンジン側を反対方向に回そうとする力が発生する。そのため、内側のプロペラが発生させる無駄なエネルギーを外側のプロペラが回収し有効利用するもので、高い推進力、燃費向上、振動の低減といった利点がある。
    1909年に登場したが、構造が複雑であり実用化までに時間がかかる。1950年頃に広ま る。

  • (5)ポッド推進器
  • ポッド推進器は、ポットと呼ばれる繭(まゆ)のような形状の容器に寄り付けられたプロペラを電動モーターにより360度回転させる推進システムのこと。二重反転 プロペラと同様、高い推進性、燃費向上、振動の低減などの利点がある。

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