海運プラザ 海運豆知識

第32回

船体の係留について

1.係留の役割

係留の役割は船がバース(桟橋)から離れる事を防ぎ、限られた可動範囲を持つ船体とローディングアームとの関係位置を保持させます。また、係留索は着岸時、船を引き寄せる一助ともなり、離岸時にも補助として使用することが出来ます。
係留索は、①風 ②潮流 ③通過船による航走波 ④波及びうねり ⑤乾舷の変化等の原因によって引き起こさせる船体を動かそうとする力に対抗して、船体の位置を保持する必要があります。

2.係留索の役割

係岸に用いられる係留索は下記図のように呼称し、それらは係泊中、主として次のような役割があります。

(1)バウ及びスターンライン:前後運動の制御
(2)ブレストライン:横移動の制御
(3)スプリングライン:前後及び横移動の制御

3.係船索の安全対策

船はバースに着岸中、潮汐及び荷役作業の進捗状況により垂直に上下します。
船体が上昇するにつれて係留索の張力が増大し、逆に桟橋上の船体の高さが減少するとラインはたるみ、船体は正規の位置から移動しがちになります。これに対し、信頼できる唯一の対策は船が桟橋(岸壁)に係留中、定期的に係留索の見廻りを実施することが上げられます。

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