海運プラザ 海運豆知識

第33回

船体主要寸法について

船舶の寸法は関係法規の目的により定義が異なっています。下図にあるように全長は、最前端から最後端までの水平距離で操船に必要な値をいいます。
また垂線間の長さは満載喫水線上の船首材の前端から、舵軸の中心線までの水平距離をいい、船舶安全法でよく用いられます。
幅や深さ、喫水でも外板の厚さを含むか含まないかといった違いがあり、外板の厚さを含まない寸法に「型」、含む寸法に「全」を付けて区別しております。

①全 長(LOA) 船の前端から後端までの水平距離で岸壁に係留したり、ドックに入る時の参考にする。客船などの要目表には全長が使われる場合が多い。
②登録の長さ 船舶を登録原簿に登録する際用いる船の長さを登録長さといい, 上甲板下面において, 船首材の前面より舵軸の中心線までの水平距離をいう。
③垂線間長さ(LPP) 満載喫水線上の船首材の前端から舵軸の中心線までの水平距離をいい、設計図などに船体構造の基準長さとして使われている。
④水線の長さ 一般に満載喫水線上の船首前面から船尾後面までの水平距離
⑤船首垂線 満載吃水線と船首材前面との交点に立てた垂直線をいう。
⑥船尾垂線 満載吃水線と舵軸の中心線との交点に立てた垂直線をいう。

①型幅(B) 船体の最も幅の広い部分におけるフレーム外面間の水平距離を言い、 設計及び登録の際に用いられる。
②全幅 船体の最も幅の広い部分で外板の外側から反射舷の外側までをいい航海関係に用いられる。
③型深さ(D) キールの上面から上甲板ビームの上面までの垂直距離をいう。
④乾舷 上甲板の上面から満載喫水線まで測った垂直距離をいう。
⑤型喫水 キールの上面から満載喫水線下面までの垂直距離をいう。
⑥全喫水 キールの下面から満載喫水線下面までの垂直距離をいう。
⑦フレーム 船体の前後方向に適当な間隔で設置され、外板が張られて縦方向の強度を確保するもの。人間の肋骨に相当する。
⑧ビーム フレーム(肋骨)を上部甲板で連結し横強力を保つ部材のこと。
⑨キール 船底の船体中心線位置において船首から船尾まで縦通し、船首材、船尾材と結合される部材で和名では竜骨と呼ばれる

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