海運プラザ 海運豆知識

第52回

風の強さと風浪、うねり

帆船時代より、海上を吹く風は船乗りの大きな関心事と言えます。気圧の差によって生じる風の向きと速さを、航海中は絶えず観測し、把握しておく必要があるからです。
船上の観測機器には通常、風車をつけた風向風速計を用いますが、目測によって風の強さを知る場合は、ビューフォート風力階級を用いるのが一般的です。これは、イギリス海軍のビューフォート少佐によって考案された観測基準で、20世紀前半に国際的に承認され、各国で利用されるようになりました。およその風速は、海面の状態と照らし合わせることでわかるようになっており、0から12までの風力階級で分類されています。
海上を吹く風は波を生み、風によって生じる波を風浪といいます。風浪が発達する様子は、風速、風が吹き渡る海面の距離(吹送距離)、風の吹き続ける時間(吹送時間)の3つの要素によって決まります。風速が大きく、吹送距離と吹送時間が長くなるほど、風浪は大きく発達します。

風によって生じた風浪は、遠方まで伝わっていき、うねりとなります。
波の様子は、波長、波高、周期、波速、波向きで表現されます。
風浪は波形が鋭く、波高や波長は比較的小さいのが一般的です。
冬場の日本海、太平洋等で観測される風浪は、波高、周期、波向きの異なるさまざまな波が合成されてできているため、不規則な波となりやすいのです。
一方、うねりは規則的でなめらかな波で波長も大きいという特徴があります。

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