海運プラザ 海運豆知識

第57回

馬力という単位

船のエンジン出力は馬力を単位にして表します。1馬力とは、75kgの重さを1秒間に1m持ち上げる仕事量で、すなわち仕事率のことをいいます。

船に搭載されるエンジン出力は、499G/Tで1000~1400馬力で、500G/T以上750G/T未満で2000~2200馬力前後です。また、高速カーフェリーやクルーズ客船となると3~10万馬力前後であると思われます。船は馬力が足りなければ、決められた速度で航行することができません。

船は前進時、空気や水の抵抗を受けます。この船に働く抵抗(kg)に船速(m/s)を掛けて、75で割って求められる値が有効馬力(EHP:Effective Horse Power)といいます。

しかし、船を所定の速度で走らすためには、その有効馬力だけでは十分ではありません。それは、プロペラの効率(推進係数)、そして主機とプロペラとの間のエネルギー損失(伝達係数)があるためです。

このように、推進係数や軸径の伝達係数を考えると、エンジンの馬力は有効馬力の約30~40%増しにする必要があります。エンジンの馬力を設計段階で推定するために、水槽試験等がおこなわれます。

一般的に、船に必要な馬力は速度の2~3乗に比例します。すなわち速度を2倍にするには、4~9倍の馬力が必要となります。仕事率の国際単位にはKW(キロワット)が用いられ、エンジン出力はKWで表現されることが多い。なお、1馬力をKWに換算すると、0.7355KWとなります。

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