海運プラザ 海運豆知識

第60回

錨の構造

錨は船舶を水上に係止する他、操船の補助としてあるいは座礁した時の船固めとしても使用されます。錨には「碇(いかり)」という漢字が当てられることもありますが、これは古代には船を繋ぎとめるための道具として石が使われていたためです。かつて使用されていた石は、時代が進み材質が金属製となり、「碇」から「錨」へと漢字が変わりましたが、錨の基本的な使用方法については、古代・現在に拘わらず変わっておりません。そのため、錨は船舶にとって重要な設備であると言えます。錨はそれぞれ名称があり、図を用いてご説明します。

写真1

① アンカーリング

リングに錨鎖(小型内航船(499型)では7~8節)を連結する場所。リングは錨本体と錨鎖を繋いでおり入渠中はリングの損耗状態及び歪み等の点検をおこないます。

② シャンク

アンカーリングとアーム及びヘッド構成部を繋ぐ柄の役目をもっています。入渠時は、シャンクに亀裂、変形がないか入念に点検をおこないます。

③ アンカーアーム&アンカービル(爪)

一般的にアームとビルと総称して爪と言われます。この爪が海底にしっかり食い込んでいないと安全な錨泊が維持できず最悪走錨する恐れがあります。一般的に爪の稼働角度は39° ~42°の間で設計されます。入渠時は、アームが変形していないかの点検をおこないます。 

④ アンカーヘッド

投錨時、最初に水面に接触する。そのため、海底部に岩礁等あると真っ先にダメージを受ける場所でもあります。

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