海運プラザ 海運豆知識

第61回

錨鎖の構造

錨鎖とは、ウインドラスを介してアンカーを繰出し、巻き上げるためのものですが、同時に十分に長く繰出して海底に横たえることにより、アンカーの把駐力の補助としての役割を持っております。
小型内航船(499G/T)では、25.0mを1節として、概ね7節(175m)程度の錨鎖を所持しております。
この錨鎖は、沖で錨泊する際に船舶を海面に繋ぎ止めておくもので、入渠時に錨鎖のゆがみ等が無いか丹念に調査する必要があります。ここでは、錨鎖の構造について図を用いてご説明致します。

写真1

① 錨鎖庫

巻き上げられた錨鎖を船内に収納しておくための錨鎖専用の倉庫。

② スタッド(Stud)

錨鎖の強度を増すと共に、 鎖環同士が絡まって団子状態となることを防ぐ効果も持っています。

③ コモンリンク(Common Link)

中央にスタッドのあるもので錨鎖の大部分を構成するリンクです。

④ エンラージドリンク(Enlarged link)

コモンリンクよりやや大型のリンクでスタッドがあり、コモンリンクとエンドリンクを連結します。

⑤ 連結用シャックル(Joining Shackle)

錨鎖の各節のエンドリンクを連結するために使用するシャックルでシャックルに挿入しているボルトが抜けない為にピンが差し込んであります。錨鎖を切り離す必要がある時は、このシャックルのボルトを離脱させます。

⑥ エンドリンク(End link)

エンラージドリンクよりさらに大型のリンクでスタッドがなく、錨鎖の各節の両端にあります。このリンクは連結用シャックルとエンラージドリンクを繋いでいます。

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