海運プラザ 海運豆知識

第64回

船を泊めるための把駐力、摩擦力及び係駐力とは

錨(アンカー)とは、海上で船を泊めておくときに用いるおもりのことをいい、錨を使用し沖合の海上に留まることを停泊といいます。停泊時は、錨を海上に投入した後、錨の先(アンカーヘッド)に接続した爪の部分(アーム)が稼働し、アームが海底の土をかくように埋まることで抵抗力が生まれます。この力を把駐力といいます。

錨は、錨鎖(アンカーチェーン)と呼ばれる鉄の輪が連なった鎖で船とつながれており、この錨鎖も船を泊めるために役立っています。長く垂らすことで錨鎖が海底に横たわる部分も長くなり、ここに摩擦力が生まれ把駐力と摩擦力の合計によって船体を海上に泊める力となります。これを係駐力といいます。小型内航船(499G/T)で水深15mの海面に停泊した場合、風速20m/s以下では5~6節(125m~150m)、風速20m/s以上では6~7節(150m~175m)繰出す必要があります。停泊時は海底が砂か泥といった底質及び水深を見極め、停泊に適しているか判断しなければなりません。

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