海運プラザ 海運豆知識

第69回

音響測深儀

測深儀は、船の位置の水深を測定する航海計器です。水深は人間の目では分かりません。海図上で自船の 位置が分かればおおよその値は入手できますが、浅い水域を航海する場合は、実測しなければなりません。
昔は、鉛のおもりをつけたロープを海底に沈めてすばやく引き上げて水深を測っていましたが、深い場合や船の速力が大きい場合はその使用に限りがありました。19世紀後半になって水圧を利用して水深を測る、ケルビン式測深儀が利用されるようになり、20世紀初頭になって音波の等速性を利用した測深儀が考案されました。現在はほとんどの船がこのタイプを使用しています。

原理として、船底に音波の送受波器を設けて音波を海底に向けて発し、海底で反射して戻ってくる音波を受信し その所用時間を計り、その2分の1に音波が水中を伝わる早さ(毎秒約1,500メートル)を乗じて水深を求めて連続的に表示します。最近では、船舶の大型化が進み、喫水の深い船が増え、船底と海底の距離は意外を少なりました。水深情報を得るための音響測深儀は船舶にとって重要な航海計器の一つといえます。

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