海運プラザ 海運豆知識

第76回

船体の材質

船体をつくる材料は船質と呼びます。その材質はさまざまで古代の船は丸木船(まるきぶね)や葦船(あしぶね)などでしたが、時代が進むと、板材を貼り合わせた木造船が登場しました。19世紀には鉄を用いた船(鉄船)が誕生し、同世紀の末頃には、鉄より炭素含有量が低く、延性にすぐれた鋼の船(鋼船)が建造された。鋼には、資源として豊富で安価という利点があります。

現在の大型船の材料は軟鋼が主流で、軟鋼とは炭素含有量が0.2%以下の鋼のことで、粘り強く、加工や溶接が容易という特長があります。鉄船と同じ強度の船なら約8割程度の重さの材料で建造できるため、軽量化に貢献することができます。また、上甲板の中央部や船底中央部の外板など、特に強い負荷のかかる縦強度材には、高張力鋼(こうちょうりょくこう)が用いられることが多いです。高張力鋼は軟鋼と比較し高価ではありますが、引っ張りに強い性質があるため、板厚を薄くでき、船体の重量を軽くする利点があります。

なお、造船用の鋼材はローラーで圧延し、鋼板、形鋼など船体構造の材料に適する形状に仕上げられます。これを圧延鋼といいます。船体で使用される圧延鋼の種類は以下のとおりです。

海運豆知識 第76回「船体の材質」

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