海運プラザ 海運豆知識

第80回

風について(風・風向・風速・風力)

(1)風

 空気の流れのことで、水平方向の流れを指します。高度が高いほど地表面の摩擦の影響が少なく、風が強くなりことは知られております。風は一般に10mの高さでの観測を基準としています。風は風向と風速により表されます。

(2)風向

 風向とは風の吹いてくる方向を指します。北風といえば吹いてくる北から吹いてくる風のことをいいます。
 風向は一般に16方位に分けられて観測され、その方向と呼び方は下図のとおりです。
 なお、風向計は船舶の操舵室に装備され、当直航海士は1時間に1回計測値を航海日誌に記載します。

海運豆知識 第80回「風について(風・風向・風速・風力)」

(3)風速

 風速とは1秒間に空気が何メートル動いたかを示したもので、単位はm/s(毎秒メートル)またはKt(ノット)で表されます。
① 平均風速:風速10分間の平均値のことをいいます。
② 瞬間風速:風速3秒間の平均値のことをいいます。
③ 最大風速:ある観測時間中の10分間ごとに示した平均風速の中で最大のものをいいます。
④ 最大瞬間風速:ある観測時間中の瞬間風速の中で最大のものをいいます。

 風は止んだと思えば突然吹き始めることもあります。これは風が常に強弱をくり返しているからです。
なお、最大風速が分かれば、以下の式により大体の最大瞬間風速を求めることが出来ます。
          (最大瞬間風速) ≒ 1.5×(最大風速)
ただし、最大風速が20m/s以上であれば、1.2~1.3に修正した方が良いと言われています。
風速計は船舶の操舵室に装備され、当直航海士は1時間に1回計測値を航海日誌に記載します。

(4)風力

 海上では風速のかわりに風力を使うこともあります。そのときに使われるのがビューフォート風力階級です。(「風の強さと風浪、うねり」)これは、もともとは全艤装したシップが風に応じて何ノットで走るか、あるいは上部の帆を縮帆(しゅくはん)する度合いによって階級を0~12まで決め、1874年ロンドンで開かれた海上気象に関する会議で採択されました。その後、20世紀に入り帆船から汽船にとってかわるようになると従来の方法では風力が決められなくなってきました。このため、従来の方法を生かすようにいろいろ検討した結果、1947年ワシントンで開かれた国際気象会議で採択され、その後世界気象機関で改正されたビューフォート風力階級表が使われるようになりました。

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