ヨーイング(Yawing) |
船首が水平方向左右に首を振るように揺れること。船首に加わる水圧が左右で異なる時、あるいは操舵の拙劣な時に生じる船首左右の振れ。 |
溶射(ようしゃ Thermal Spray) |
金属やセラミックスなどの材料を熱源により溶融または軟化させた粒子を対象物表面に吹き付けて被膜とする表面改質技術のことをいう。 |
用船(ようせん Chareter Hire) |
運送業者が貸渡業者から船を借りること。またその船舶。⇔(反)社船(しゃせん) |
傭船契約(ようせんけいやく) |
傭船契約とは、物品運送に使用する船腹の全部又は一部を貸切って、物品の運送をすることを引き受ける契約のこと。傭船契約には航海傭船と定期傭船があり、前者は1航海又は数航海の運送を約するものであり、後者は一定期間の運送を契約するものをいう。 |
ようそろ |
ようそろは、航海用語で船を直進させることを意味する操舵号令である。転舵(または転舵命令)のあと、今向いている方向でよしというときに発することが多い。幕府海軍からの名残であり、日本海軍および海上自衛隊では、転じて「了解」「問題なし」の意味で復唱される。漢字では「宜候」または稀に「好候」とも書き、「よーそろー」と発声する。これは「宜しく候(よろしくそうろう)」が変化したものである。 |
揚錨機(ようびょうき Windlass) |
「ウィンドラス」参照 |
横持ち(よこもち) |
保管・輸送の関係上、カーゴを別の場所に移動させること。 |
予備船員(よびせんいん) |
船員法における予備船員とは、船舶に乗り組むために雇ようされている者で船内で使用されていないものをいう。予備船員制度は現在でも、日本海運固有の制度で、これは明治のなかごろ、日本郵船、大阪商船、三井物産船舶部など、限られた会社の上級船員など限られた船員に、下船中にも手当を支給して、自社船につなぎ止めるために導入した起源をもつ。 |
余裕水深(よゆうすいしん Under Keel Clearance(UKC)) |
水深の浅い水域では、航行中の船体沈下源正、船体動揺による喫水の増加、海図水深の誤差、海水比重による喫水の変化等を考慮し、安全運航のため船底と海底の間に水深の余裕を持たせなければならない。この水深の余裕量を余裕水深(UKC)と呼んでいる。 |
499船(よんきゅっきゅっう) |
499総トン数の船舶。内航では代表的な型。船員の資格は500総トン数以上の場合、上位資格取得が課されている。(参考・・・船舶職員及び小型船舶操縦者法第18条、同施行令第5条)例えば、499トン(沿海区域)であれば、船長の海技資格は5級海技士(航海)で良いが、500トン以上だと、4級海技士以上でならねばならない等 |