海上職
MEIWA KAIUN GROUP
明和タンカー
野口 輝海
明芳丸 機関長
明和タンカー株式会社
Interview 1
どんな仕事をしているのですか?
船体や各機器類の保守・整備の仕事をしています。
乗船中は、常にエンジン音、排気色、船体の振動等に気を遣い、異常があれば昼夜を問わず、すぐに調査をして修理に入ります。修理が完了するまで眠れない時もありますが、運航に支障が出ることは絶対に避けなくてはなりません。
また、船長をサポートして船内のコミュニケーションにも努めています。
コミュニケーションを良くすることで、都度お互いの作業内容を確認したり、アドバイスすることができるので、船員同士の理解が深まり、それが安全を守ることにつながっています。ですから、コミュニケーションをよくすることは、とても大事なことだと考えています。
着桟時には荷役作業もしています。ケミカル製品は取扱いを間違うと大きな事故につながりますので、荷役責任者と相談しながら、細心の注意を払って事故が無いように努めています。
Interview 2
仕事への思い・やりがい等について教えてください。
エンジントラブルの原因には色々ありますが、その中でもヒューマンエラーだけは、極力避けたいと思っています。エンジンの取扱い方については、よく考え工夫する ように努めていますし、部下にも指導しています。
また、会社の工務スタッフや機器類のメーカーの方からの情報は、部下にも説明し指導しています。
何より、トラブルが発生する前に、保守・点検・メンテナンスを心掛け、未然に防ぐ努力を続けています。
ですから、トラブル発生前に悪い所を見つけて直したり、トラブルを直した後に大きなやりがいを感じます。
今後も、コミュニケーションを大事にして、事故が無いように努めていきたいと思っています。
Interview 3
プライベートはどんなことをしていますか?
車が好きで車のメンテナンスをしたり、あてのないドライブをよくします。
私の自宅は岩手県にあるのですが、一昨年発生した震災前は、自分の船で釣りや網で魚を採って市場にも揚げたりしていました。震災により船が流され、それができなくなってしまったのですが、また船を買う時期を検討中です。
近頃は、子供たちにも手がかからなくなり安心しているのですが、結婚の事を考えると今から心配してしまいます。いつまでたっても、子供はかわいいものです。
最近では、自分の体の事を考えるようになりました。正直、歳を感じます。
これからは、船はもちろんですが、自分の体にも十分気を遣って、定年まで何もなく働ければと思っています。